【Python学習帳】002_プログラミングとその学習法
初学者を対象としている京都大学の無料Python教材の学習中です。
「プログラミング演習 Python 2021」
Version2021_10_08_01.pdf
http://hdl.handle.net/2433/265459
をCC-BY-NC-NDライセンスに従って引用します。
本教材での到達目標は前回紹介しました。
● Python によるプログラムの実行についての基本操作ができるようになる.
● Python プログラムを構成する基本的要素の機能と書式について説明し,例題を用いて実行例を構成できるようになる.
● Python を用いて簡単なプログラムを自ら設計,実装,テストできるようになる.
前回の記事はこちら
今日は第1章
「1. コンピュータとプログラミング」
を読んでいます。
のっけから演習ですね。
演習 1-1 この授業の受講動機 以下の質問に答えてください.
1. なぜこの授業に参加しようと思いましたか?
2. プログラミングを学びたい理由は何ですか?
3. なぜ Python 言語を学びたいのですか?
4. プログラミング(の学習)の経験があれば教えてください.有無,どれぐらい?
5. プログラミング(の学習)の経験がある方は,使ったプログラミング言語をお教えください
私は既に解答済でした。
最初にこの課題を出した狙いがこの章の「1.7.2 プログラミングの学び方」に書かれていると思いましたので引用します。
1)動機付け:興味の持てる課題に取り組むこと.
● 学習の動機は学習を続けてゆくうえでとても大事です.「プログラミングができるようになりたい」と漠然とおっしゃる方も少なくないですが,それだけでは目標設定が曖昧過ぎて動機を失いがちです.難易度の程度はありますが,「ゲームを作ってみたい」などでもいいので,ご自身が興味の持てる課題・応用に取り組むことで学習の動機を維持しましょう.
数年前にPython学習に挫折した時、ケモインフォマティクスができるようになりたいと漠然と思っていただけで、動機付けが弱かったからちょっとした躓きで挫けてしまったのかなと思い返しています。
さて、上記の引用部分を含む「1.7 プログラミングの学び方」がとても納得のいく内容で、すべて引用したくなるのですが、さすがにやめて原文を読まれるようお勧めしておきます。プログラミングが難しいと思われる理由とプログラムを書けるようになるための学び方が示されています。ごく一部だけ引用して感想など書いてみます。
私がそんなこともやるのか!と思ったのは
3) 音読,訳読
声に出して読む,ソースコードの記号を音読することや,日本語で意味を訳して読むことは,指導を受けたりする際のコミュニケーションを円滑にする意味からも重要です.
そして自分が実際に躓いたし今後も苦しみそうなのは
6) エラーに対処できるようになること
● プログラミングではエラーへの対処は常に生じます,それ自体が重要な学習目標です.
● 実際のプログラミングでは予期せぬエラーへの対処が求められますが,意図的にエラーのあるプログラムを書いてみて,何が起きるのかを知ることで経験値を高めることも効果的です.
● エラー時のメッセージを読む.プログラムのエラーが出てもメッセージを読まない初学者の方をよく見かけます.エラーメッセージはどうしても難解に思えますが,エラーが生じた場所やエラーの種類を示してくれています.意図的に生じさせたエラーならメッセージの理解も容易なはずですのでエラーメッセージに慣れてください.
意図的にエラーのあるプログラムを書いてみるという学習法、したことなかったです。そして自分にそもそも足りていないのは実際の読み書きの量なのだろうとあらためて思いました。
プログラミングの学習はたくさん読む,書くが基本です.
● 例題をたくさんタイピングして実行する.
> 「理解して実行」ではなく,「実行を通じて理解」します.
> 単語,記号,表記のパターンを覚える.よく使うパターンを全体として身に着けることも重要です.
> ソースコードのタイピングをより速く,より正確にすることで学習効率が向上します.
本教材はPythonの写経型学習の指導書です。次章からいよいよ読み書きが始まります。