【Python学習帳】018_タプルと辞書
初学者を対象としている京都大学の無料Python教材の学習中です。
「プログラミング演習 Python 2021」
Version2021_10_08_01.pdf
をCC-BY-NC-NDライセンスに従って引用します。
第4章の勉強中です。前回はコピー各種や参照のややこしさを知る機会となりました。
今回は再び教材に戻ります。
Python にはリストとともにデータをまとめて扱う仕掛けとしてタプルと辞書があります.
他にも集合型(set)やArray型とかもあるけど、割愛されたようです。
テキストの下記の内容を体験してみました。
4.14.1 タプル
タプルはリストと同様に複数の要素からなるデータです.タプルを作るには右辺 に単純に値をカンマで区切ってならべて左辺の変数に代入します.
実は複数の値の代入や,複数の値を返す関数からの return 文はタプルとしてデ ータを扱っていたのです.左辺が要素の個数と同じ数の変数ならそれぞれ要素ごと に代入されます.
タプルの要素はリストと同じように [] に添え字をつけて参照できます.
ただし,タプルはイミュータブルなオブジェクトで後から要素に代入はできません. a[0] = 2 とすると,以下のようなエラーが生じます.
つぎは辞書についてです。
4.14.2 辞書
リストでは添え字として数値で要素にアクセスしました.添え字の並び順に意味があるときには便利な仕掛けです.辞書は数値ではなく「文字列(単語)」で要素
にアクセスする仕掛けです.見出しとなる文字列を「キー」と呼びます.
存在しないキーで参照するとエラーになりますが,代入すると追加されます.
辞書も上記の内容を体験してみました。
リストとの比較表も引用しておきます。
タプルも辞書もリスト同様に for 文の繰り返しの対象として使えます.
気になっているのは使い分け。
下記の記事を引用させていただきます。
https://sci-by-py.com/python-intro-for-science/python-intro-list-tuple/
タプルは要素数を変更したくないという意図を伝える場合に使います。科学技術計算ではそこまで厳密に要素数の管理をしないことが多い為、リストの方が使用頻度は高いといえます。
科学技術計算における辞書の実際の使い方としては、計算条件などを保存するときなどによく活用します。
インデックスが数字ではなく、文字列によるアクセスなので、各要素が何を意味しているか分かりやすくなるわけです。
確かに目的別に使い分けた方が、データ管理しやすいのは納得でした。
実例入りですので、引用元を一読されることをお勧めして、今回はここまでとします。